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文化は誰のものであるべきか~ 著作権一考(2)

Winnyの衝撃(5) 匿名ネットと著作権 京都の文化財、デジタル化で標的に

これを読んだ時、まずおかしいと感じた。
人類共有の文化遺産が、なぜ流通して悪いのか理解できない。
スキャンするのに、お金も技術もかかるだろう。しかし、それは別に新たな著作物ではない。
著作物は、著作権法2条1項1号において、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義されている。
もちろん、昔の絵画も著作物であることは確かである。
しかし、その著作物の作者は著作者であることは間違いない。写真で複製したとして、その写真家は何の思想や感情を創作的に表現しているであろうか。

いうなれば、本の印刷にかかわった印刷工がその本の著作権を主張するようなものなのである。
事実、こういった複製に対して独自の著作権は存在しない。

それと、著作者の死後50年は(アメリカではいたずらに引き伸ばされているようだが)
著作権は保護されるが、それ以降は保護されない。
なぜなら、著作権法の考え方は、人類普遍の文化の成果物は誰もが自由に使えることを保障する権利でもあるからである。
クラシックのCDに著作権があって、その旋律に著作権がないのは、
前者に、指揮者、演奏者の思想、感情が含まれているからのみではなく、
その旋律を人類共有の財産とすることにも意義があるわけです。


とか、思いながらここ数日過ごしていると、
2ちゃんねるがやってくれました。
2ちゃんねる、著作権を侵害中?「京都の人、寿命長すぎ!」と指摘。
いやー、1200年近く昔の人ですからねぇ。さすがに生きてないでしょう。
っていうか、鳥獣戯画を勝手に使って何が悪いんだろう。
はっきりいって、このアーティファクトリーという会社は、
人類普遍の財産を私物化する悪い会社にしか見えません。

夏目漱石の小説は現在フリーで出回っております。
それに対して、朝日新聞も新潮文庫も文句は言いません。
(もちろんいう筋合いもありません)
なぜ、そういうあたりまえのことができないのでしょうかねぇ。



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